START WITH WHY｜なぜから始める
世界で最もシンプルな論理を理解し、あなたの人生を変えよう

中国に留学していた頃、実は私は本を読むのも（小説は別として）嫌い、英語を学ぶのも嫌い、学校の教科も全部嫌いでした。先生や親はいつも私の勉強を見て、本を読むのを見て、どの教科もうまくなるように教育しようとしてくれましたが、なぜ英語を学ぶ必要があるのか、なぜ本を読む必要があるのかは、誰も教えてくれませんでした。直接聞いたら、大人たちは怒るだろうし、なんでそんなつまらないことを聞くんだと理解できなかったと思うんです。受験勉強も英語の勉強も、すべて将来のため、自分のためと誓っていたのです。でも、私としては、将来、いい仕事に就くことがなぜ大事なのか、理解できないんです。今の私にとってもっと大切なことは、テレビを見たり、ゲームをしたり、自分の人生を楽しむべきことを楽しみたい、ということです。

そのため、学生時代は大人から期待されるような優秀な学生にはなれず、英語が苦手だったため、大学に入って日本語を学ぶために英語を完全に諦め、「英語さえうまくなれば、もうあの厄介な英語に触れることはない」と喜んだこともありました。

大学を卒業し、上海から日本へ就職して初めて、自分の望む人生が明確になり、それに近づくためには自分を磨くしかないと思うようになりました。そこで、英語を学び始め、本をたくさん読むようになり、ようやくモチベーションを維持する「理由」が見つかり、人生が質的に変わり始めました。

もし私自身が学生だった頃、「○○を買いませんか」と言われたら。あなたは○○国へ旅行したいですか？自分で稼いでみるのもいいかもしれませんね。まずはビジネスアイディアがあって、パートナーを見つけること。ああ、まず相手を見つけるには、友達の作り方を知る必要がある。"人に影響を与え、友達を獲得する方法 "を読むことから始めるといい。そうすれば、私は喜んでその本を読んだだろうし、おそらく何年も前に楽しんで読んでいただろう。

実は、ほとんどの個人や企業は、「WHAT」と「HOW」しか伝えていないのです。

デルコンピューターとアップルの物語

"世界最高のCPUを搭載した最高のコンピュータを作り、非常に優れたユーザーエクスペリエンスを提供する"このようなコミュニケーションによって、あるコンピューター会社があるコンピューター製品を販売し、短期間の成功を収めることができるかもしれません。しかし、競合他社がより大きな値引きや、より良いディスプレイを提供すると、多くのユーザーは他社製品に流れてしまう。この分野のコンピュータで大成功しても、他の分野で同じ成功を収めるのは非常に難しい。デルは、MP3やPDAを発表したとき、新製品を買ってくれる顧客を説得できず、結局はコンピュータを作ることになった。おそらくDell自身も、「お金を稼ぐ」ということが理解できていなかったのでしょうが、お金を稼ぐというのはあくまでも結果であって、消費者はあなたの「WHAT」にお金を払っているわけではありません。

しかし、アップルはパソコン以外の分野でも大成功を収めている。なぜ？

もし、アップルが普通の会社だったら、おそらくこう言うだろう。

何私たちは素晴らしいコンピュータをつくります
どのように美しいデザイン、シンプルな操作性、使い勝手の良さ。 買ってみたいですか？

しかし、Appleは普通の会社ではなく、WHYからコミュニケーションを始めています。

なぜ私たちは、現状を打破することを信条とし、異なる考え方をすることを信条としています。
どのように美しいデザイン、シンプルな操作性、使いやすさを追求することで、現状に挑戦しています。
何たまたまいいコンピュータができただけです。
買いたいですか？

アップル社は、「現状に挑戦し、変化をもたらす」という理念のもと、美しいデザインとシンプルな操作性のアップルコンピューターを製造しているという。そして、偶然にも高品質なコンピュータを製造しているのです。

なぜなら、Appleが他の分野、MP3（iPod）、携帯電話、テレビ...に参入する際に、WHYスタートからコミュニケーションをとるからです。 消費者からの質問はなかった。アップルの偉大さと成功は、すべての製品が高品質であること、「現状に挑戦し、変化をもたらす」という当初の哲学に沿った方法で設計されていることにあります。

すべては心理学ではなく、生物学（バイオロジー）から生まれる

ゴールデンサークルの原則は、単なるコミュニケーション・ヒエラルキーではなく、人間の行動の進化に深く根ざしたものです。人間の脳の断面を上から下に見ていくと、ゴールデンサークルのレベルが脳の3大レベルと正確に対応していることがわかります。人間の脳の断面を上から下に見てみると、ゴールデンサークルのレベルは、脳の3大レベルと正確に対応していることがわかります。

WHY、HOW、WHATの3つの円を合わせて「ゴールデンサークル」（タイトル通り「世界で最もシンプルな論理」）と呼ばれています。この内側から外側への組み合わせは、実は私たち人間の脳の構造に対応しているのです大脳新皮質と呼ばれる脳の最外層は、ホモ・サピエンスが進化の過程で近年発達させたもので、合理的な思考や分析、言語などを司っている。中間の2層を合わせて大脳辺縁系と呼び、信頼感や忠誠心などの感覚や意思決定を司るが、大脳辺縁系は言語を司ることはない。

つまり、WHYを使ってコミュニケーションをとるということは、相手の脳の意思決定領域と直接コミュニケーションをとっていることになるのです。一方、「何を」「どのように」という表現だけでは、相手は理性的には完全に理解できるものの、判断する際に「正しいことを言っているけれど、私にはしっくりこない」と言うかもしれません。

そのため、なぜその人を好きになったのか、なぜ直感的に「やってはいけない」「やったほうがいい」と言えるのか、説明できないことが多いのです。意思決定システムを担うリンドビック・ブレインには言語機能がないため、「言う」ではなく「意に介する」しかないのです。

自分の輪を見つけ、まだ見つかっていないなら、探し続けよう

文化とは、共通の価値観や信念のもとに集まった人々の集団のことです。私たちは、他者と価値観や信念を共有することで、信頼を築き、他者を信頼することで、子どもを守り、個人の生存を確保することができるのです。狩猟や探検のために巣穴から出ても、コミュニティがあなたの家族や荷物を守ってくれると確信できること。狩猟や探検のために巣穴を出て、戻ってくるまでコミュニティが家族や自分のものを守ってくれると確信できることは、個人の生存と種の進化にとって最も重要な要素の一つである。

人類が種をめぐる競争の中で生き残り、大きな成功を収めてきたのは、肉体的に強いからではなく、文化を築き、互いに信頼し合う能力があったからです。古来、我々の祖先は狩りに出るとき、部族を信頼していたからこそ、集団で子供や家族、持ち物を守り、この信頼関係の形成が、我々が今日まで文明を続け、種として食物連鎖の頂点に立つことができた最大の理由の一つであると思います。

だから、出会った人全員と友達になるわけではありません。私たちは、自分と同じ世界観や価値観を持つ人としか友達にならない傾向があります。

また、マクロな視点で見ると、都市には世界各国で異なる文化的な遺伝子やサークルが存在します。例えば、アメリカは起業家精神と独立心を謳歌しています。フランスの文化は、統一されたアイデンティティ、集団への信頼、生きる喜びといった理想を強く意識しています。一方、私の母国である日本は、集団主義が強く、個性を主張することはなく、欧米文化への憧れはあっても、日本以外の文化への認識は薄いです。しかし、アメリカや中国のような大きな国では、それぞれの都市に文化のDNAがあるのでしょう。

自分の中のWHYを見つけ、その上で、自分にとって魅力的で帰属意識の高い文化的サークルを見つけることができれば、それは無限大に広がります。

努力の動機がWHYであるとき、成功は後からついてくる結果に過ぎない

20世紀初頭、サミュエル・ピアポン・ラングレーという男が、世界初のパイロットとして期待されていた。ハーバード大学天文台の助教授であり、ピクノメーターの発明者であり、財界や政界に強いコネクションを持っていた彼は、アメリカ政府から資金援助を受けて、世界初の有人飛行機を作ろうとする優秀なチームを見いだしたのだ。お金と意欲と能力とチームと人脈と市場があれば、そんな起業家チームが成功しないわけがない。しかし、それは成功したのでしょうか？

飛行機が発明されたという話は、ほとんどの人が知っている。しかし、サミュエル・ピアポン・ラングレーという名前は、ほとんどの人が聞いたことがないだろう。サミュエル・ピアポン・ラングレー氏のチームからほんの数百メートル離れただけで、ライト兄弟とそのチームは、政府からの資金援助もなく、政財界との接触もなく、誰も高等教育の経歴さえないまま、同じ目標に向かって進んでいたのです。しかし、自転車屋に集まったこのチームは、一見するとありえないような方法で、夢をスタートさせたのである。1903年12月17日、このチームは人類史上初の飛行に成功した。

ライト兄弟はなぜ成功したのか？

ライト兄弟の成功は、運によるものではありません。ただ、ライト兄弟は、WHY、つまり、人間が空を飛ぶという夢を心の底から信じ、どんな挫折もあきらめず、忍耐強くチームを鼓舞することから始めたのです。

キーテイクアウェイ

• 誰かの意思決定に影響を与えたいなら、WHYからコミュニケーションを始めることです。
• 製品を売りたい、長年続く会社を作りたい、お金のためだけに働かないチームを作りたい、そう思うなら、自分のWHYを見つけ出し、そのWHYを顧客、チームに伝える必要があります。そして、自分を信じてくれる人をたくさん見つけることができれば、成功はそれほど遠くないでしょう。
• なぜ（Why）タイプの人と、どのように（How）タイプの人が組み合わさって、素晴らしい企業や製品が生まれるのでしょうか。ビジネスを始めようと思ったら、自分の遺伝子を把握した上で、自分とは遺伝子的に異なる別のものを探さなければならない。スティーブ・ジョブズやウォズニアックがそうであったように。

旅するウサギのポストでWHY

当初は、同人誌の問い合わせで多かった、日本での就職に関する情報を共有するために立ち上げました。しかし、サイトを立ち上げてから、日本に働きに来る人たちにもっと情報やコンテンツを提供したいけれど、それは自分の情熱だけではないことに気づきました。本当は他にもいろいろやりたかったんですけどね。長い間考えて、ようやく自分のWHYがわかりました。日本で働き始めてから、大学から今まで、私がやってきたこと、やりたかったことは、すべて、次のように考えているからです。人生の軌跡と運命は、何度でも、変えることができるこのウェブサイトは、すでにすべてを持っている人のためのものではありません。このサイトは、すでにすべてを手に入れている人たちではなく、これから頑張ろうという人たち、すでに頑張っているけれど、普通の家庭に生まれ、人脈もなく、お金もあまりなく、すぐに自分の望む人生を送れない人たちのために、より多くの人に見てもらいたいのです。そこで、外国語学習、海外勤務、自己啓発、インターネットベンチャーのパーソナルブランディングなどをテーマにしたコンテンツを用意し、より多様性のあるブログにしていくことにしました。これらの内容は、多くの人が人生の軌道修正、運命の確立のために使えるツール、メソッドだと思います。 夢がある人は、世界の果てでもいいから、一緒に夢を追いかけましょう。